【コラム】ダゾーン参入にみる変わりゆくサッカーの自宅観戦を考える。

外資参入で高騰する賞金と置いて行かれる視聴者。

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サッカーJリーグは

2017年シーズン以降パフォーム・グループ(本社英国)が提供する

スポーツのライブストリーミング(動画視聴)サービス

「DAZN(ダ・ゾーン)」と、契約することとなりました。

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契約の総額は2100億円とも言われ、

サッカー界のみならず他の業界においても

2017年以降はとても大きい変革が起こるという印象を与えられました。

放映権料が入るということは、

その分多くの補強などを行う事ができ、

さらに選手年俸も増え、

クラブ運営も助かるはずです。

それは、日本のサッカー界にとってとてもメリットの大きい事だと考えられます。

が、

それは一般家庭で視聴を考えているユーザー目線でいうと

視聴形態が複雑化するということになるのではないでしょうか。

複雑化かつ高額化するサッカー視聴

視聴者がJリーグを見たい場合は必然的にDAZNに加入する必要があります。

月々の視聴料は1,890円となります。

しかし、日本のプロサッカーはリーグ戦(J1,J2,J3)、天皇杯、ルヴァン杯、ACLと主要な大会は4つあります。

その4つをダゾーンですべて見られるのか?

というと、

そんなわけではないのです!

上記4大タイトルのうち、リーグ戦のみが視聴可能となります。

もし、その他の大会を見たい場合はBS/CSの視聴環境を整える必要があります。

サポーターの本質を理解していない視聴形態

では、スカパーの視聴料はいくらなのか?

というと、、、
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基本料金421円

+スカサカ(天皇杯・ルヴァン杯)2980円

+日テレNEWS24(ACL)432円

+チューナーレンタル代648円

+アンテナ代(購入+設置料)15000円程度

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となります。

そもそも月額2980円というのは、ダゾーンとの併用を考えると

非常に高額だと思います。

サッカーのサポーターの根っこは、

チーム(地域)を追いかけるという所にあると思います。

となるとリーグ戦だけで満足など出来るはずがありません。

リーグ戦、ルヴァン杯、天皇杯、ACLはすべて同じ次元で大切な大会なのです。

では、この視聴形態が地域に根付いたチーム作りを目指すというJリーグの理念に沿った展開なのでしょうか?

ダゾーンの参入で非常に安く身近になると思われた日本サッカーJリーグですが、

実はそれは落とし穴で、とても複雑な視聴形態となってしまったのが現状です。

いきなりすべてを一本化するのは難しいのはわかります。

であれば、、、

「スカパーでもダゾーンでも日テレニュースでも見れますが、そのかわり金額は一律2500円ですよ。」

みたいな契約に出来なかったのでしょうか。

半分愚痴の様になってしまいましたが、

本気でサッカーを普及させたいのであれば、まずサッカーの楽しさを知ってもらうこと。

これはすべての競技にいえる大命題だと思います。

視聴金額まとめ

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【”ネット環境があるがBS環境が無い”とあるACL出場クラブのサポーターが

すべての試合を見る場合の金額を概算で算出。】

*最安値かどうかはわかりません。

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〇J1➡DAZNダゾーン
視聴料:1,890円/月

〇ルヴァン杯・天皇杯➡スカパー、スカサカ
基本料金:421円/月

視聴料:2,980円/月

チューナーレンタル:648円/月

アンテナ代:約4000~6000円/一回

設置代:約10,000~15,000円/一回

〇ACL➡日テレNEWS
視聴料:432円/月

合計6371円/月 +約14,000~21,000円

となります。

さらに、一般のTVでダゾーンを見たい場合は

PCからHDMIケーブルでつなぐか、

もしくはアマゾンのFIRE TV(約5,000~10,000円程度)が必要となります。

う~ん。

果たして、この複雑化した現状でサッカーを本気で普及する気があるのでしょうか。。。

まとめ

とまぁ、色々言ってきましたが、

それぞれの分野でそれぞれの大人がより良い環境を作ろうとした結果だと思うので、

これはこれで受け入れ(ざるを得ない)ますが、

サッカー界にお金投資しているのだ!

という大きく広い心で物事を受け止めたいと思います。

(文:青のり)